Usher / Raymond V Raymond

Release Date / Mar. 30 2010
Raymond V Raymond
2009年暮れのリリース予定から延長となった6作目のスタジオ・アルバムに首を長くして待っていたファンも多いだろう。09年10月にリリースされた「Papers」はアッシャーのR&Bチャート1位を獲得した10枚目のシングルとなり、続いて人気爆発中ラッパーのPlies(プレイズ)を巻込み12月のパーティーシーズンにフロアを沸かせた「Hey Daddy」(Daddy’s Home)もR&Bチャート3位と好調だった。今年の3月に入ってからはUSのラジオステーションでヘヴィーローテーションとなっている、スティーヴィーワンダーの「Living for the City」をサンプリングした「Lil Freak」を送り込んでおり、最もホットな女性ラッパー、Nicki Minaj (ニッキ・ミナージ)をフィーチャーし、新たな展開をここぞと見せつける最新作の数々に世間が黙って放っておけるわけもない。現在、インターナショナル用のシングルとして封切られようとしている「OMG」(Oh my Gosh)はWill I Am(ウィルアイアム)がプローデュース&フィーチャリングで参加した作品。ブラック・アイド・ピーズの最新作に流れを引き継いだ曲調で、クラブのプレミアム・タイムには打ってつけの1曲となりそうだ。更には出所後間もないキング・オブ・サウスのT.I.氏とのコラボレーション「Guilty」もタイミング的にパーフェクト。他にもP.DiddyやLudacrisがゲストとして参加。制作にはPolow Da Don、So So DefからJ.デュプリとB.マイケル・コックスなどのベテラン勢。デンジャハンズやバングラディシュなどの新鋭陣しかり、ジャム&ルイスのプロダクションからAvila Brothersの音は最も印象的で実験的。今年のR&Bシーンを占う要素やヒントをぎっしり詰め込んだアッシャーの運気をかけたアルバムとなりそうだ。最新作「Raymond V Raymond」をチェック!オフィシャル・サイトはこちらから

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