Tony Bennett / Duets II

Release Date / Sep. 20 2011
デュエッツII(初回生産限定盤)(DVD付)
現在までのアメリカのエンターテインメント史上で最高の歌手と称されるトニーベネット生誕85周年を記念したアルバム。つまり意味するところは現在85歳で現役バリバリ、衰えるどころかその貫禄に驚かされる作品の出来栄え、是非とも2011年はあなたのクリスマス・ミュージックのコレクションに加えていただきたい1枚。コンピレーションやライブ作品を含めると、オフィシャル盤で80作以上はリリースされており、特に本作に関しては2006年に発表されプラチナム・ディスク(ミリオンセールス)に輝いた「Duets: An American Classic」の第2弾続編となる。本作の注目度は全米アルバム・チャートからもわかるように、デビュー週に179000枚を売上げ堂々の第一位に。作品の制作には、これまでにフランク・シナトラ、エルトン・ジョン、レイ・チャールズなど数えきれないほどのアーティストを送りだしているグラミー常連のベテラン・プロデューサー、Phil Ramone(フィル・ラモーン)が担当。前作「Duets: An American Classic」でも彼が担当し作品をグラミー受賞へと導いた。本作の特徴を考えると、様々なジャンルから参加している異色なアーティストとのデュエットで、その代表となるのがファースト・シングルとなった「Body & Soul」。言わずとも知れたジャズ・スタンダードを先日若くして亡くなったAmy Winehouse(エイミー・ワインハウス)をパートナーに迎え熱唱。エイミーの声が歴代シンガーのビリーホリデイを思わせる切なさ・・と感じるのは私だけだろうか?そして現在セカンド・シングルとなっている「The Lady Is a Tramp」はLady Gagaをパートナーに選んでいる点も驚き。本作の中でも見事なコラボレーションを展開している1曲である。他にもポップス界からはマライアキャリーも参加。近年ヒップホップ界からジャズ・シンガーへと転身したQueen Latifah、地味ながらもアメリカでのセールスが好調なクラシック・テノール界のAndrea Bocelliやカントリー界からはWillie Nelson、Faith Hill、Sheryl Crow、Carrie Underwood、そしてNorah Jonesと言った若手ジャズ・シンガーからAretha Franklinなどのベテランまで17曲のアメリカン・スタンダード曲を17名のパートナーとデュエットを楽しむ豪華エンターテインメント作品。

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