New Boyz / Too Cool To Care

Release Date / May. 17th 2011
トゥー・クール・トゥ・ケア(初回限定スペシャル・プライス盤)
09年に「Skinny Jeanz and a Mic」にてデビュー。アルバムからの先行シングル“You’re a Jerk”が巻き起こしたJerk Dance(足を後ろにスキップさせるダンス)は彼らの本拠地、西海岸のストリートから一気に世界のダンスフロアーへと広がり、今だにアメリカ人のティーンエイジ・パーティーでは(と言うかオッサンも)必ず盛上がるキラーソングとなっている。念のため紹介するとNew Boyz(ニューボーイズ)はBen JとLegacyの二人組で、現在2011年5月の時点で共に19歳で高校の同級生同士。デビュー作は全米アルバム・チャートで56位止まりと一見たいしたことがない記録だが、シングルの“You’re a Jerk”とRay J をフィーチャーした“Tie Me Down”が各プラチナム・セールス(100万枚)を記録。新人のデビュー作としては異例の快挙となった。今作のリード・シングル“Break My Bank”(豚の貯金箱ジャケットが超ウケる)は約1年前の2010年7月にリリース。セカンド・シングルの“Backseat”はFar East Movement の“Like a G6” をプロデュースしたThe Cataracsが担当。ヘヴィなエレクトロ・サウンドが際立つ。その他にもアルバムの幕開けとなる“Tough Kids”はDJ Khalilが制作したロック調の派手なトラック。続く2曲目はYGをフィーチャー、New Boyzの音らしいシンプルながらも弾けたサウンド。3曲目にクリス・ブラウンとのミックステープでも話題となったTygaをフィーチャー。この辺りのゲストの使い方はネクスト・ジェネレーションとなる予備軍を控えに、新たなヒップホップ世代の到来を肌で感じることができる。他にもアンダーグラウンドでも話題のBig SeanやYoung Moneyのメンバーで女性ソングライターのShanell、有名ところではChris BrownやCharlie Willsonも参加。今後のメインストリーム音源の象徴的な要素がこのアルバムには詰め込まれていると確信する。

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