French Montana / Montana

Release Date / 6 Dec. 2019

2017年に発表した前作「Jungle Rules」で自身初となるビルボード・アルバムチャートTOP 3入りを果たしたフレンチ・モンタナ。筆者も不肖ながら前作のレビューを書かせてもらったのだが、「Jungle Rules」の様な骨太なヒップホップがセールス面でも至極真っ当な評価を受けたことを頼もしく思ったと記憶している。そして、この前作以降も数々の客演をこなしてきたフレンチ・モンタナ。例えば映画X-MENシリーズ『DEADPOOL 2』のサントラへの楽曲提供に始まり、ジェニファー・ロペスと共作した”Medicine”、はたまたK-POPアイドルグループであるモンスタ Xの”Who Do U Love”にまでゲストで参加と、正にジャンルレスな活動範囲の広さである。(余談だが日本のアイドルグループにもこれくらいに攻めたコラボレーションを期待したいものだ・・・)しかも、どのジャンルのトラックでもモンタナのフロウは冴え渡っており、それは自身のMCとしてのキャリアの充実感が伝わってくる仕事ぶりだった。

さて、ここで本題に入るが前作から2年が経過した2019年に、満を持して発表した新たなスタジオ・アルバムが今作「MONTANA」である。そんな今作でもモンタナの仕事ぶりは間違いなく、一言で表すならメインストリームのド真ん中のヒップホップといったところか?それは何故かと言うと、一口にヒップホップと言っても様々なスタイルが多様化した現在ではトラップとブーンバップの二極化が著しいのだが、今作「Montana」はどちらの支持者にも聴かせられる説得力があるからだ。そう、今作に参加したトラップ系のラッパーで言えばコダック・ブラックやクエボの名が確認出来るのだが、中でもコダックが参加した”Lifestyle”のスリリングさは特筆モノだし、そこから急転して”That Way”という曲ではまさかのオールドスクール感のあるトラックとフロウまで聴かせてくれたではないか。この振れ幅の広さというか、器用っぷりは流石の一言。また、スワエ・リーやクリス・ブラウン、ポスト・マローンにカーディ・B、ドレイクといった豪華なゲストもサクっと料理している点も付け加えておくとする。これは放っておいても売れるでしょう。

(DJ YU-1)

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