Release Date / Jun. 8 2010
Crunk Juice(2004年リリース)以来、久しぶりの正規版リリース。もちろん、その間もPitbullやE-40、Snoop Doggのような親しいアーティストへのプロデュース業、昨年09年はMTVの看板プログラム「Pimp My Ride」(視聴者のポンコツ車をブリンブリンに蘇えさせる番組)のメインキャストも務め、多忙さを極めていたに違いない。ここ数年にリリースしたミックス・テープは有名無名のDJモノを含めると訳のわからないくらい出回っており、アンダーグラウンド・シーンでの揺るぎない支持は計り知れないほど固い。さて、本アルバムは前作のリリース終了時以降より、意欲的に取りかかっていたようで、元々ロックの要素が含んでいた彼の音楽がよりメンタル的に明確な方向に決定付けたのが本作と言える。前作との違いは長年を供に過ごしたEast Side Boyzの面々を脱ぎ去り、ソロとして発表しているところ。仲間内でセルアウトがあったのかは不明だが、選び抜かれたゲスト・アーティストの多種多様さも今回のアルバムの聴きどころかもしれない。昨年の夏はSwizz Beatzを制作に迎えSnoop Doggをフィーチャーしたアゲアゲ曲「I Do」がリリースされフロアを熱くしたが本作には未収録。09年末リリースLMFAOとの意表を突いたコラボ曲「Shots」がアンダーグラウンドで流行り、ここ最近でも米軍キャンプでDJをしていると一番リクエストをもらうパーティーソングとなっている。LMFAOとはもう1曲「Outta Your Mind」でコラボしているが、相性の良さに度肝を抜かれる。他にも適材適所にドンピシャのアーティストをあてがっており、サウス人気度最高のWaka Flockを始め、知名度ナンバーワンSoulja Boy、ジャマイカからMarley兄弟(Stephen & Damian)、西海岸代表Ice Cube, The Game、エロ歌職人R. Kelly & MarioそしてPleasure P & Shawty Puttのコンビ、兄弟分のYing Yang Twins、Pitbull、3oh!3のようなトップ40アーティストなどなど、休憩なしのパーティーソング揃い!チョッと子供には聞かせられない内容だけどね…
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