Release Date / Mar. 23 2010

1995年14歳の衝撃デビューから早15年。6作目の新作をリリースするモニカは今年の10月で30歳を迎える。デビューが早かっただけに山あり谷ありの人生を歩み、時としてマスコミの報道に足を引っ張られながらも、恋人との死別など数々の修羅場をくぐりぬけてきた。本作「Still Standing」のタイトル曲では冒頭でこんな言葉が印象的だ。”Mama Always Told Me. Baby, You Gotta Walk by Faith. And Not by Sight. ”（ママがいつも言ってた。ベイビー、あなたは目に見えるものだけに惑わされず、信仰によって生きていくのよ。）信仰深いクリスチャンの家系に育ったモニカの心にいつも刻まれている言葉なのだろう。今回のリリースのタイミングに合わせ2009年10月よりBETの火曜日特番で「Still Standing」という12エピソードのリアリティーショウが放映され、久しぶりにテレビで彼女の元気そうな姿を確認できたファンは本作に寄せる期待も高まるはず。２児の母とアーティストという過酷な仕事を両立する姿は、アメリカの同じような苦境で生活を虐げられているママさんたちの共感と励みとなり、放映開始からファイナル・エピソードまで高視聴率を記録。そのTVにも出演していたアルバムの制作陣を紹介するとMissy Elliott, StarGate, Bryan-Michael Cox, Drumma Boy, Jermaine Dupri, Los Da Mystro, Ne-Yoなど本作をモニカの復帰作として位置付ける強力な面々が参加。アルバムからのシングル「Everything to Me」は３月２０日付けのビルボードHip Hop/R&Bチャートで９位と好調。彼女の喉を最大限に生かしたメロディーライン重視のトラックを中心にタイトル曲「Still Standing」ではLudacris が参加。いつものようにフロア向けは少ないが、強いて言うなら「If You Were My Man」もしくは「One In a Lifetime」がちょうど良い跳ね具合。個人的にはウエディング・シーズンに向けてプレイしたい曲で目白押し。Monica が出演した「Still Standing」BET チャンネルはこちらから