ソウルピーナッツ

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Mark Ronson / Uptown Special

15年03月30日

Release Date / Jan. 13th 2015
Uptown Special
DJ/プロデューサーとして確固たる地位を築いたマーク・ロンソンの通算4枚目となるアルバム「UPTOWN SPECIAL」がリリースされた。アルバムに先駆けて発売されたブルーノ・マーズ客演のシングル「UPTOWN FUNK」がすでにUS/UKのチャートで共に1位を獲得しており、自身にとって最大のヒット作になるであろう勢いを感じさせる。UPTOWN FUNKの曲調もさることながらPVを見た方なら分かると思うが、今作では60〜70年代のソウル/ファンクを強くオマージュした作品となっている。スティービーワンダーをフィーチャーした1曲目「Uptown’s First Finale」を皮切りにかこれでもかとファンクネスな曲が続く。特筆すべきは3曲目の「Feel Right」か。クレジットを見なければ「あれ?ジェームスブラウンの生前の未発表曲?」と勘違いするほどの曲なのだが、驚く事なかれ“偽JB?”の正体はミスティカルなのだ。あのサウス臭さ満点のダミ声ラッパーのミスティカルである(笑)ミスティカル自身のファンクにアプローチするポテンシャルを見抜いた、マーク・ロンソンの手腕による良い意味で裏切られた名曲と言えるだろう。その他にも往年のディスコファンなら思わずステップを踏みたくなる曲が多く収録されている今作だが、UPTOWN FUNKでのボーカルに留まらずドラムとしても参加したブルーノ・マーズとDJ上がりのマーク・ロンソンのプロデュースが化学反応を起こした結果では無いだろうか?最新のダンスミュージックでありながら生音感がなんとも絶妙なのである。サンプリングや打ち込み一辺倒のありがちなDJ名義の作品とは一線を画す「UPTOWN SPECIAL」はとても痛快で、もはやジャンル分けすら野暮に感じられる。個人的には彼の1stアルバム「Here Comes the Fuzz」からのシングル「Ooh Wee」のようなサンプリング全開のHIP HOPチューンも再び作ってもらいたいところだが、マーク・ロンソンと言う男は作品の度に進化を続けているだけに過去と同じ着地点にはやすやすと戻ってきてくれそうには無い。
(DJ YU-1)

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