Release Date / Sep. 23 2016
若干18歳にして既に2ndアルバムのリリースである。ポストジャスティン・ビーバーの呼び声も高いシンガーソングライター、ショーン・メンデスが発表した今作「Illuminate」だが、センセーショナルなデビューを飾った1stアルバム「Handwritten」に続いて成功を収める事が出来るのか注目の一枚だ。その前作「Handwritten」を発表した当時のショーンの年齢は16歳。わずか16歳の少年が手掛けたアルバムが初動で11万枚を超えるセールスを記録すると、全米チャートでも初登場1位につけてしまう。なんとこれはビルボードの歴史におけるチャート1位獲得の最年少記録である。奇しくもショーンに破られる前の最年少記録は同じカナダ出身のジャスティンだなんて何という因果関係だろう。安易な表現になってしまうが「ミュージックシーンに天才少年現る」といったところか。いずれにせよデビュー作がこれほどの成功を収めたならば次回作へのプレッシャーは並々ならぬものがあるだろう。ましてや十代の若者ならプレッシャーに押し潰されてしまっても不思議では無い。ところがショーン・メンデスという男はプレッシャーなんて何処吹く風。十代の恋愛の葛藤を表現したリードシングル‘‘Treat You Better’’を発表するとアルバム発売の時期に呼応するかのようにジワジワと評価が上がり、シングルカットから2ヶ月をかけてTOP10入りを果たす。そして、いよいよ9月23日に今作「Illuminate」をリリースした訳だが、どこを切り取ってもキラキラと眩い十代のショーンにしか作れないアルバムだと思う。‘‘次世代のポップスター’’なんて言葉がここまで似合う男もなかなかいないが、逆にここまでのキャリアが順調過ぎて怖いくらいだ。比較対象のジャスティンがスキャンダルまみれなだけに余計に優等生に見えるだけかもしれないが(笑)
(DJ YU-1)
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