Release Date / Nov. 16th 2010

昨年2009年11月に4作目となる「Rated R」を発売し、わずか1年で本作のリリースに至っている。実際のレコーディングは今年の2月から開始しており、前作のプロモーションもままならない内に本作への準備を進めていたという多忙なスケジュールの中で制作が行われた。アルバムから9月にオフィシャルでカットされた先行シングル“Only Girl (In The World)”は最近になってプロモーションの効力からジワジワと押し上がり、全米シングル・チャートでは3位を記録。ヨーロッパでも軒並みトップ入りを果たしラジオで毎日頻繁に流れるヒット作となった。そして10月下旬にリリースしたセカンド・シングル“What’s My Name”は11月20日付けの全米チャートで前週60位から一気にナンバーワンを獲得。リアーナにとっては8曲目となる全米1位作となった他、フィーチャリングとなった売れっ子ラッパーのDrakeにとって、初の1位獲得作は他アーティストでのフィーチャー作という皮肉な結果となった。“What’s My Name”が一気に1位を獲得した背景には全米のラジオDJ がアルバムのプロモーションとしての認識をこの曲に向けたこと、そして全米TVネットの老舗番組「サタデーナイト・ライブ」で本曲を披露したことだ。前アルバムの大ヒット曲“Rude Boy”の制作チーム（スターゲイト等）が手掛けたことで耳に入りやすかったことも要素のひとつだろう。そしてアルバム・リリース前から話題となった他の作品と言えばエミネムが自身のアルバムで世界的にヒットを飛ばした“Love the Way You Lie ”だ。トラックは原曲のままだが、パートⅡと題してさすがにそのまま使用しないのはプロの技。よりリアーナの歌にスポットを当てエミネムをフィーチャーしたかのような作品に仕上げてあるのが特徴的。デビュー作を間近に控え話題沸騰中のNicki Minaj も参加。