Release Date / Sep. 29 2009
通産12枚目となる本作「メモワール」の先行シングル「Obsessed」（オブセスド）のPVでは、自らが男装したストーカー役を務め、一人二役のコミカルな映像が話題となった。全米チャートでの反応は輝かしく、シングルチャート初登場で11位を記録。彼女のキャリアでシングル通産40作目のトップチャート入りとなり、本作への期待が高まった。作品は1枚のCDにインターリュード的な間奏を含む17曲を収録、もう1枚に先ほど説明した「Obsessed」のPVが視聴できる映像他、同曲のフロア向けリミックスも収録されている。制作は本人を監督下に、ド旬を迎えているザ・ドリームとトリッキー・スチュワートがほとんどを手掛けた他、ジャム&ルイスの片腕Big Jim、Ne-YoやJamie Foxx等大物アーティストのヒットを連発しているLos Da Mystroも参加。マライア自身の歌唱表現法も全盛期に比べると年々変化しており、燃え尽きる歌い方から、セクシーな女性らしさで魅了するソフトな歌い込み系へと確実に深みを増している。ビギーの「One More Chance」サンプリングを用いた曲やシンディーローパーの「Time After Time」を材料にした曲は耳に馴染みやすく、ロックバンド『フォリナー』のカヴァー曲「I want to know what love is」はマライアの解釈で今風にアレンジされた美メロ曲へと生まれ変わっている