Release Date / Nov. 19 2010

2010年1月にリリースした「Animal」は世界中で一大センセーションを巻き起こすアルバムとなり、新人ながらもアルバム総合チャートで1位、全米シングル・チャートで9週間1位に輝いた“Tik Tok”を始め、3OH!3をフィーチャリングした“Blah Blah Blah”が7位、“Your Love Is My Drug”が4位、“Take It Off”が8位と軒並みトップ10入りを果たしたシングルを立て続けにヒットチャートへ送り込み、まさにKe$haという毒性の強いキャラクターがクラブやラジオの至る所で響き渡る結果となった。そして1年を切るブラック・フライデー前のタイミングでリリースされた本作は9曲入りEP盤での発売に加え、前作「Animal」を買い逃した方のためだろうか、2枚のセット仕様が同時発売。本タイトルからもわかるとおり「Cannibal」（カニバルとは人喰い人種、この場合は男喰いを指す）と名付けられ、ジャケットの写真には野性的な魅力でギラギラしたKesha（ケシャ）の表情が極まる。このEPからは10月の中旬にUSでシングルカットされた“We R Who We R”が既にシングルの総合ランキングで1位を獲得。この後に控えているだろう収録曲“Cannibal”のチャートの動向が個人的には一番気になるところだが、私のようなDJ の立場で考えると歌詞の内容やキャッチーさから考えると、間違いなく強烈なリミックス盤が既に収録されており、パーティーのピーク時にプレイされることが予想できる1曲、このEP盤で一番のキラーチューンになることは断言できる。制作は前作同様Dr. Lukeを中核に彼女の自身のキャラクターが前面に出るよう、歌詞の部分ではしっかりとペンを操っている模様。