Corinne Bailey Rae / The Love EP

Release Date / Jan. 25th 2011
Love
2006年に自身の名前をタイトルに掲げた「Corinne Bailey Rae」にてデビューを果たし、ヨーロッパやアメリカでプラチナム・ディスクを獲得。Grammy AwardsやBRIT Awardsでの作品ノミネート、そしてMOBO Awardsでは新人アーティストとして受賞経験を持つ UK出身のシンガーソングライター兼ギタリスト。08年にサックス奏者で夫のJason Raeを薬物の過剰摂取で失い活動を休止していたが、 昨年(2010年)セカンドとなる「The Sea」をリリースし、シーンへの復帰を遂げた。そして本作「The Love EP」は5曲入りのミニ・アルバム。彼女が影響を受けたアーティストのカヴァー・ソングで構成されている。まず1曲目は1979年にプリンスのセカンド・アルバムからヒットとなった“I Wanna Be Your Lover”。洋楽好きな40代前後の方なら一度は耳にしたことのある曲だろう。2曲目“Low Red Moon”は91年にThrowing MusesのTanya Donellyが結成したBellyというロックバンドのカヴァー。ギタリストで女性シンガーソングライターという共通点から彼女が影響されているアーティストの一人。3曲目はあまりにも有名Bob Marley の代表曲“Is This Love”を見事に彼女なりの解釈で歌い上げる。本作のハイライトとも言える4曲目はPaul McCartneyが在籍したWingsが73年に放ちUSチャートでナンバーワンとなったヒット曲“My Love”のカヴァー。元々素晴らしい曲ではあるが、あまりにも甘く優しい味付けはオリジナルを越えスイートソウルの真髄へと導く。最終曲“Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be)”はアメリカが誇るエンターテイナーDoris Dayが原曲。本作はSly & The Family Stoneのヴァージョンと思われる。ライブ収録となっており、13分以上に及ぶ臨場感溢れるサウンドは是非とも大音量でお楽しみいただきたい。

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