Ariana Grande / Dangerous Woman

Release Date / May 20 2016
Dangerous Woman (US version)
ヤング・マライアの異名は伊達じゃない?順風満帆なキャリアを送るシンガー、アリアナ・グランデの3枚目となるスタジオアルバム「Dangerous Woman」が破竹の勢いを続けている。ここ日本でもセールスチャートに食い込む健闘を見せているだけあって、本国アメリカでのセールスが好調なのは言うまでも無い。それにしても2016年はポップシンガーの良盤が次々と発表されているが、今作「Dangerous Woman」もその内の一枚であることは間違いないなさそうだ。
アルバムタイトル曲‘‘Dangerous Woman’’が全米シングルチャート初登場でTOP10入りするなど、好調を維持する中、5月20日にリリースされた同アルバムだが発表の翌週分のチャートでは全世界で一番売れたアルバムとしてワールドワイドなインパクトを残すことになる。アリアナ自身3度目となる全米チャート初登場1位は当然のこと、UKチャートでも自身初となる初登場1位を獲得。iTunesのアルバムチャートに至っては日本を含む70か国で1位を獲得するなど、文字通り‘‘売れている’’アーティストという表現がピッタリである。そんな今作の注目曲は先行カットの‘‘Dangerous Woman’’だけでなく、ニッキー・ミナージュをフィーチャーした‘‘Side To Side’’やリル・ウェインをゲストに迎えた‘‘Let Me Love You’’、フューチャーとの‘‘Everyday’’等、ゲスト陣との絡みも聴きごたえバッチリ。女性ポップシンガーの王道を地で行く力作だ。しかしながら昨年2015年はディアンジェロ復活に始まりR&B大豊作の一年だったが、打って変わって今年は王道ポップスの豊作年に感じる。年明け早々に発表されたチャーリー・プースのアルバムも素晴らしかったし、先日レビューを書いたフィフス・ハーモニーや今作のアリアナもそうだ。まだ今年も下半期を残しておきながら、既に一年分かと思う程の濃厚なリリース攻勢である。さて話が逸れてしまったが、アルバムが依然好調なアリアナがプロモーションを兼ねて来日中とのこと。僅か2カ月ぶりの来日というスパンの短さに笑ってしまったが、彼女は熱心な親日家だそうで。アメリカみたいなバッシング報道にさらされる事も無いだろうし、いっその事拠点を日本に移してみては?って、さすがにそれは無いか(笑)
(DJ YU-1)

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