Release Date / Feb. 18th 2011

アルバム「Flockaveli」がいきなりの全米チャート6位、シングル“O Let’s Do It”での衝撃的メジャーデビューに加え、“No Hands”では爆発的ヒットを飛ばした。2010年のラップ界はフロッカ節が炸裂し大成功を収めた。今やアトランタを代表するラッパーとしてあまりにも有名だが、実はニューヨークはクイーンズ生まれ。Gucci Mane（グッチ・メイン）率いる“1017 Brick Squad”の一員として09年頃からミックス・テープをばら撒いてきたが、彼の母親Debra AntneyはGucci Mane やNicki Minaj の初期にこの道への足がかりとなりマネージャーも務めた”Mizay Entertainment”の創立者。今回紹介するのは2009年からTrap-A-Holicsが主催しミックス・テープ化しているシリーズ「Salute Me or Shoot Me 2.5」に続く4作目となる。ミックス・テープではその他にも「Lebron Flocka James」シリーズや「Shootin the Breeze Cookin That Fire」シリーズも含めリリースの頻度は高く、こういったアンダーグラウンドな活動がコアなファン層を囲い込み大きなヒットにつながっていると考えられる。本作にはGucci Mane は勿論のことBrick Squadの予備軍からYG Hootie, Frenchie, Wooh Da Kidなどが参加。クレジットには明記されていないが収録曲“Cooking Up 1000 Grams”は婦女暴行事件にて長年の監獄生活から昨年出所したMystikal（ミスティカル）のラップだろうか、恐らく間違いない。プロデュースはLex LugerやSouthside On The Trackなどを中心にDrumma Boyも当然名を連ねている。本作の発売後に彼のツアーバスが襲撃されながらも本人は無事だったとの情報があるが、現在はツアーに明け暮れながらも、年内に発売予定のメジャー第2弾「Triple F Life: Friends, Fans, & Family」を制作中とのこと。