Debi Nova / Luna Nueva

Release Date / May. 18 2010
Luna Nueva
世界一の美女王国コスタリカ出身。ユダヤ人の両親を持ち17歳の時にロサンゼルスに移住し現在の活動拠点もLAに置いているようだ。元々コスタリカという国はアメリカからも遠くなく南米の中央に位置する島国なので、幼少期よりボサノバ、カリビアン、ロックやソウルに至るまで様々な音楽的影響を受けてきたと語る。アルバムは英語の曲も有り、スペイン語の曲も有るが、特別に意識をした訳ではなく、彼女が曲を書いている時期に自然の流れで出来上がったとのこと、これまでの彼女のバックグラウンドが余すことなく反映れた結果と言えるだろう。03年にDebbie Nova名義でSean Paulの「Dutty Rock」収録曲『International Affaif』のフィーチャリングで初お披露目。04年にはDance Hallレゲエのコンピレーションで『One Rhythm』というシングルがビルボードのダンス・ミュージック・チャートで1位を記録している。その他にもBlack Eyed Peasのアルバムで曲を手掛けたり、Ricky Martinとのデュエットなど多くの仕事をこなした経験を持つ。これまでの大仕事にSergio Mendesのアルバム「Timeless」にヴォーカリストとして参加、ツアーでは日本にも足を運んでいるので、コンサートに行った方はバックボーカルの美女を思い出してみるといい。制作にはこれまでに5回のグラミーノミネートを受けているベテランでマドンナやビョークを手掛けたMarius de Vries がメイン・コンポーザーとしてクレジット。その彼に助言を差し伸べたという彼女自身もマルチプレイヤー振りを発揮。シンセサイザー、ギター、パーカッション、ピアノと様々な楽器をプレイしアルバムの創作に意欲を燃やしていたようだ。収録曲は非常にバラエティで1stシングル『Drummer boy』は情熱的なレゲトン風トラック。その曲のイメージから全く変わりギター中心のUSポップ・サウンドやラテンポップまで良く言えば幅が広いが、悪く言えば強烈な音楽的アピールが足りない。

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