ソウルピーナッツ

New Releases

Joe / #MYNAMEISJOETHOMAS

16年12月25日

Release Date / Nov.11 2016
マイ・ネーム・イズ・ジョー・トーマス
昨年の今頃、ヒットチャートを席捲していたアデルの「25」。このアルバムは言わずもがな大ヒットしたシングル‘‘Hello’’を収録している。このいたる所で流れた‘‘Hello’’を果たして聴いたこと無い人が世の中にいるのか?ってくらいに勢いがあった昨年の今頃に大胆にもリアルタイムでカバーしたシンガーがいるのだが御存知だろうか?何を隠そう本稿の主役のジョーである。20年以上に渡るキャリアを誇る説明不要の大ベテランだ。いくらジョーとはいえ絶賛ヘヴィローテーション中の当時にアデルのカバーとはかなり勇気のある行為だったと思うが、そこは重鎮の貫禄か同曲のカバーは瞬く間に約500万再生を稼ぎ、逆にジョーのソウルフルな歌唱力に注目を集めることに成功。今年にリリースされたニューアルバム「#MYNAMEISJOETHOMAS」の先制パンチとしては強烈なジャブとなったに違いない。
この「#MYNAMEISJOETHOMAS」は、米R&Bチャートで1位を獲得した前作「Bridges」から約2年ぶりのアルバムとなるが、昨年発表したアデルの‘‘Hello’’のカバーは勿論のこと、リードシングルである‘‘So I Can Have You Back’’や、今年の2月に開催されたブラック・ヒストリー・マンスに合わせてリリースされた‘‘Our Anthem’’など、いかにもジョーらしいソウルフルな歌声を全面に押し出した楽曲が並ぶ。ゲストシンガーとのデュエット曲などは一切無く、潔いくらいシンプルな構成でも飽きることなく一枚聴けてしまうのは流石の一言。そして今作で唯一参加したゲストアーティストが、あのレイ・シュリマーの大ヒットシングル‘‘Black Beatles’’にフィーチャーされた急上昇中のラッパー、グッチ・メインというところがまた憎い。このグッチ・メインとの‘‘Happy Hour’’がシンプルな今作の中で良いアクセントになっている。ブラックミュージックの何たるかを知り尽くした男が現行シーンのツボを抑えた結果、何度でも繰り返し聴けるオーセンティックなアルバムに仕上がったという事だろうか。さしずめR&Bの教科書。
(DJ YU-1)

What's going on

our_djs

トラックステージ