DJ Khaled / Victory

Release Date / Mar. 2 2010
ヴィクトリー~強行突破V作戦
ニューオリンズ生まれ、マイアミに拠点を置く地元のラジオ局99Jamzで自身のラジオ番組「TakeOver」のDJをキャリアに、テラー・スクアット(Terror Squad)への参加や、過去に3作のリリースを経て、大きな飛躍が期待される今回のリリース。過去作品の全米アルバム・チャート順位は06年「Listennn:Album」が12位、07年「We the Best」が8位、08年「We Global」が7位とインディーズの作品(と言っても最大手のKoch Recordsだが)としては異例のトップ10入りを果たし、本作ではこれまでの作品以上に豪華なゲストと派手なプロダクションで停滞気味のHip Hop界に鋭いメスを刺しこむことになる。昨年09年の暮れにドロップされたシングルカット「Fed Up」ではフィーチャリングにLil Wayne, Usher, Drake, Young Jeezy ,Rick Rossと今のヒップホップ界ではこれ以上にないオールスターメンバーを揃えたパーティーソングで暴走。「Fed Up」は ”Victory” と名付けられた本作のお手並み拝見と来たが、いきなりのローギアを120キロで突っ走ってしまうような爆走ぶり。作品のプロデュースを担当したThe Runnersは、間違いなく《現在(イマ)の音》を作るナンバーワンの職人。パーティーソングは無論、アッシャーの近々のヒットシングル「Daddy’s Home」も手掛けてしまう引出しの多さに一気に注目を浴びている人物。他にも昨年はインディーズ・シーンでベスト・プロデューサーと認められているラッパーのDrumma Boyも参加。彼のリリースするMixtapeは最高にホットなので、今後機会のある時にでも紹介しよう。”Victory” にて現在セカンドでプロモーションがかけられているのはT-Painが声を張り上げて歌い Ludacris, Snoop Dogg ,Rick Rossが後に続きラップをリレーする「All I Do is Win」。その他参加アーティストはBirdman, Bun B ,Soulja Boy Tell ‘Em, Pitbull, Jarvis, Diddy, Busta Rhymes, Bounty Killer, Nas, John Legend, Jim Jonesなどなど、勝ちにこだわったメンバー揃い。何がヒットしてもおかしくないが、個人的にイケてると思うビートは、スター選手のNellyが曲を色づけ(やっぱネリーはかっこいい!)インディーズながらもキャリアが長くキッズからの支持が多いAce Hoodがフックを叩きLil Boosieがキャラを際立たせる「Bring the Money Out」はガンガンにフロアを揺らすだろうね。
本当は秘密にしたかったが教えちゃう!DJ Khaledのラジオ番組がインターネットで聴けるよ http://wedr.com/

PAGE TOP