Release Date / Aug.31 2009

前作「Just Whitney」から約7年ぶり、6作目のニューアルバム。昔からのファンにとっては嬉しい限りの新作だが、ジャケットを見て彼女の表情の変化に驚きを隠せない方も多いはず。時代の流れは止められなく、永遠のアイドルだった彼女も歳をとっていくものだと・・・私生活ではBobbyとの結婚生活など、苦労話のゴシップが絶えなかったが、本作に賭ける想いには強い意志を感じる。アルバムの幕開けはAlicia Keys（アリシア・キース）とSwizz Beats（スウィズ・ビーツ）が手掛ける「Million Dolla Bill」。ヒップホップ色の強いSwizzyだけの制作なら有得ないほどソフトな曲調だが、アリシアのテイストが多くを占めることで温かみのあるR&Bトラックとなり、復帰作のオープニングには相応しい。タイトル・トラックの「I Look To You」はR. Kelly（アール・ケリー）がペンを握り、トリッキー・スチュアートが制作した、彼女が最も得意とするメロディーラインのくっきりとしたスローソング。他にもAkonをフィーチャーした「Like I Never Left」で若年層をやや意識。リオン・ラッセルの名曲「A Song For You」をサラっと歌ったカヴァー曲は、ちょっとしたディスコ調な仕上がり。ホイットニーヒューストン　ホームページへ