G-Eazy / Scary Nights

Release Date / 18 Oct. 2019

イケメンで高身長の白人でアパレルメーカーの広告塔もこなすファッション・アイコンなんだけど本職はラッパー・・・って、そんな都合の良い存在は日本だと到底見当たらないのだが、無理矢理探すとしたら誰に当たるだろうか?(笑)例えばの話だが、小栗旬であったり・・・または向井理や斎藤工あたりの人物がゴリゴリのアッパーチューンをオリコン・チャートの上位にブチ込み、更にはフリースタイルダンジョンでも無双するMCの世界線があったら皆はどう思うだろう?素直に支持する?または嫉妬にまみれた批判がネット上で飛び交ってしまうのか?先程はそんな都合の良い存在は日本だと見当たらないと評したがヒップホップ誕生の地であるアメリカだと当然の様に存在していたりする(笑)はい、勘の良いリスナーはお気づきだろうが本稿ではG・イージーが新たにドロップした8曲入りEP =「Scary Nights」を紹介したいと思う。これまでもデビュー作である2014年の「These Things Happen」や、デビュー翌年の2015年発「When It’s Dark Out」をビルボードチャートのトップ10に送り込んできたG・イージーだ。今更ながら彼のスキルに疑いの余地は無いし、今作でも絶妙なバランス感覚のフロウを楽しむことが出来る。そう、今作のタイトル曲でもある”Scary Nights”や”I Wanna Rock”で魅せるビートへのアプローチ、またフレンチ・モンタナをゲストに迎えた”Full Time Cappers”やシンガーのミゲルとMCのゲームをフィーチャーした”Demons & Angels”など、ゲストアーティストとの親和性も相変わらず抜群だ。これは言うまでも無くローティーンの頃からMCとしてのスキルを磨き続けたG・イージーの地力の成せる業と言わざるを得ない。これでいてモデル並みのルックスで、しかも193センチの長身に細身のトレンチコートを合わせてパフォームしちゃうんだからねー。もはや嫉妬する気もおきません!本当に日本版G・イージーも観てみたいくらいですよ(笑)

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