ソウルピーナッツ

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Zara Larsson / So Good

Release Date / Mar. 17th 2017
So Good
本国では僅か10歳の頃から歌唱力の高さが注目されていたらしい。そしてスウェーデンから世界のポップアイコンへ。意外にもメジャー配給としては自身にとって1stアルバムとなる「So Good」をリリースしたポップシンガーの新星ザラ・ラーソン。今作はポップス / EDM / ダンスホールと様々な音楽の要素を含み、聴き手を選ばない守備範囲の広さを誇る作品となっている。そもそもスウェーデン発のデビューアルバム「1」や、2015年に制作され今作にも収録されるシングル‘‘Lush Life’’などで北欧市場及びUKチャートでも一定数のプロップスを得ていたザラ・ラーソンだが、今作「So Good」をきっかけにワールドワイドなシンガーへステップアップすることになりそうだ。
そんな今作では、すでにスマッシュヒットを記録した‘‘Lush Life’’だけでなく、これまた2015年リリースにも関わらずしぶとくビルボードTOP50に入り続ける影のヒット曲?‘‘Never Forget You’’、昨年に発表されたアッパーチューン‘‘Ain’t My Fault’’(筆者個人的にイチオシ)等、以前にリリースした楽曲が数多く収録されている。なにやら彼女の世界デビューまでの軌跡を描いた作品のような構成だが、それ以上に強烈な個性を放つのが新たにラインナップされた新曲達だ。特にアルバムタイトル曲の‘‘So Good’’にいたってはプロデューサーにチャーリー・プース、ゲストアーティストにはタイ・ダラー・サインとポップとソウルの両スターが揃い踏み。この2人に名前負けしない歌声を披露したザラも見事だが、制作陣も清々しいくらいにキャッチーな曲に仕上げたものだ。また個人的には彼女らしくないダンスホールネタに意表を突かれた‘‘Sundown’’も気になった。この曲が先行シングルでも違和感が無いくらい面白い曲だと思う。こんな調子であっと言う間に一枚聴き終えたが、噂に違わぬ完成度の高さである。ヒットチャートを強く意識した作品だと見受けたが嫌味も無い。今作でザラ・ラーソンというシンガーが大化けするかも?先日、サマーソニックへの出演も決まっただけに日本のリスナーもチェックしておいて損は無いだろう。
(DJ YU-1)

Ed Sheeran / ÷(Divide)

Release Date / Mar. 3 2017
÷(ディバイド)
今作は2017年上半期の大本命か?この勢いは間違い無くスーパースターのそれである。と言うのも、イギリス出身のシンガーソングライター、エド・シーランの3rdアルバム「÷(ディバイド)」が初っ端から快調に飛ばしているのだ。3月3日にリリースされた今作は初動で45万枚を超えるセールスを記録すると全米アルバムチャートでも初登場1位を獲得。いや、45万枚という数字は初動の売り上げとしては2017年最多であるのだから、チャート1位も当然の結果と言える。前作「X(マルティプライ)」では、世界で最も売れた男性ソロ・アーティストの称号を手に入れたエド・シーランだが今作「÷(ディバイド)」で、その地位を更に盤石なものにしていきそうだ。
それにしても、この破竹の勢いはアルバム先行シングルからして既に感じられた。意外にもエド・シーランにとって全米シングルチャートで自身初の1位獲得となった‘‘Shape Of You’’が全米チャートだけでなく、UKをはじめとした主要各国のチャートで軒並み1位を獲得すると、同時に発表した‘‘Castle On The Hill’’も全米チャートで6位、UKチャートでは‘‘Shape Of You’’と共にワンツーフィニッシュを決めるなど貫禄を見せつけた。この2曲は、タイプは違えど娯楽音楽としての王道をゆく聴き易さを兼ね備えており、好調なセールスは誰もが納得するところだろう。そんな大好評なシングルを収録の「÷(ディバイド)」を聴き終えての感想だが、彼の才能と引き出しの多さにひたすら圧倒されてしまった。無論シンガーソングライターとしてのスキルは疑う余地は無い。それどころか今作収録の‘‘Eraser’’、‘‘Galway Girl’’ではキレのあるラップ調のパートまで披露。いや本業のラッパーかと思うようなフロウでした(笑)もう彼に出来ないことは無いね。傑作です。
(DJ YU-1)

Charlie Wilson / In It To Win It

Release Date / Feb. 17 2017
In It to Win It
あの西の大御所スヌープ・ドッグですら最敬礼の‘‘アンクル・チャーリー’’ことチャーリー・ウィルソン。グループ(The Gap Band)時代を含めると40年以上のキャリアを誇り、60代に突入しても歩みを止める気配の無いレジェンド・シンガーが本稿の主役である。そんなチャーリーの約2年ぶりとなるニューアルバム「In It To Win It」では、ベテランの制作意欲はまだまだ健在というところを見せてくれた。端的に今作を一言で表せば、‘‘オーセンティックなソウル’’と言ったところか。きっと何年後に聴いても古臭さを感じないR&Bの様式美に包まれたアルバムは、大人のBGMにはうってつけだろう。
・・・と、ここまで書いてみると所謂「古き良きブラックミュージックが好きな懐古主義」な作品と受け取れなくも無いが、今作はそんな安易な懐古主義な作品では無い。その証拠に大ベテランの新作を彩るゲスト達は旬のアーティストばかり。これまで何度も共演を果たしたスヌープは勿論のこと、いまやサウス・ヒップホップシーンの顔役であるT.Iや、ウィズ・カリファにピット・ブル、レイラ・ハサウェイにロビン・シックなんて、「In It To Win It」一枚の中で音楽祭でも開かれているかの様な豪華さ。この一癖も二癖もあるゲスト達をビシッと纏めるアルバムなんて滅多にお目にかかれません(笑)このブラックミュージック濃度の濃い作品の中でも特に個人的にオススメなのが、ピアノのイントロからグッと引き込まれるアダルトなR&Bの‘‘Chills’’、お祭り男のピット・ブルを完全に乗りこなしたアッパーチューン‘‘Good Time’’、数々の共演で阿吽の呼吸の域に達したスヌープ・ドッグとのコラボ曲‘‘Gold Lush’’。もちろん、これ以外の曲だってオススメです。『捨て曲ナシ!』なんて安い売り文句は決して信用ならないけど、チャーリー・ウィルソンの「In It To Win It」は本当に捨て曲が無いから困ったもんだ。コットン・クラブ辺りの大人のライブの空気が好きな人にはドストライクなアルバムです。
(DJ YU-1)

Future / HNDRXX

Release Date / Feb. 24 2017
HNDRXX
何というペースだろうか。さながらブラック企業も真っ青な仕事量である。今や押しも押されもせぬシーンの第一人者、ラッパー / シンガーであるフューチャーのニューアルバム「Future」がビルボード最新チャートで初登場1位を獲得することが発表された。これで前作「DS2」に続き3作連続でアルバムチャート初登場1位を記録。流石はフューチャーである・・・・・って、ん?まだ彼の最新作を完全に聴き込んだ訳でも無いこのタイミングで2週連続でのアルバムリリースとなる「HNDRXX」発表という途方も無いフューチャーの仕事量に思わず翻弄されてしまった!今回のような2週連続リリースでは無く、CD2枚組のアルバムとして発表する事も可能だったろうが、しっかりと2枚とも棲み分けの出来る別の作品として仕掛けてきたあたり、かなり前から温めていたプランなのでは?いずれにせよ聴き手にとってもハードな2週間になりそうだ。
まず「Future」「HNDRXX」の両作とも17曲収録となっているが、ゲスト客演無しの「Future」と多彩なゲストとの絡みが楽しめる「HNDRXX」と方向性の異なるアルバムになっていることが分かる。フューチャー自身が今作「HNDRXX」をパーソナルな作品と評しているように「Future」と比べるとメロウで聴きやすい楽曲が目立つ。そんな「HNDRXX」では、もはや盟友とも言えるウィークエンドをゲストに迎えた‘‘Comin Out Strong’’や、リアーナとの‘‘Selfish’’といったコラボ曲だけで無く、DJマスタードやディーティルを起用したりとプロデューサー陣でも「Future」との差別化を図る。個人的な感想としては後発の「HNDRXX」の方が親しみを覚えたが、果たしてリスナーの評価は?「Future」に続き2週連続、しかも別タイトルを初登場1位にブチ込むものなら前代未聞の快挙なのだが・・・
(DJ YU-1)


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