Shontelle / No Gravity

Release Date / Sep. 21st 2010
No Gravity
1985年バルバドス生まれのR&Bシンガー。リアーナを世に送り出したカール・スターケン&イヴァン・ロジャースに見出され、2007年に「Shontelligence」でデビュー。全米アルバムチャートでは115位止まりだったもの、シングル総合では「T-Shirt」がトップ40位圏内にランク入りを果たした。更にその楽曲のキャッチーなメロディーは、本作セカンドアルバムへの架け橋となっていることは事実、知名度を上げ彼女の名前を記憶に刻んだことで、リスナーには本作「No Gravity」が一体どんな悪さを仕掛けてくるのかが気になるところだろう。このアルバムからのシングル「Impossible」は2010年2月にダウンロードが開始となり、自身最高の全米シングルチャート13位を樹立。ヨーロッパ各国やカナダのダンスフロアを沸かせヒットとなった。そしてこのアルバムでまず驚かされるのは1曲目に収録されているトラック「Perfect Nightmare」がDarkchild の制作であること。今までの彼の作風とはガラリと変わり旬音を意識しているが、非常にタイトで独特のヘヴィーさが彼女のプロデュースにはしっくりとくる。さすがに長い時代を生き残ってきたプロデューサーの成せる職人技だ。同じくDarkchild が関わった「Take Ova」はピットブルをフィーチャー、週末の夜にバカ騒ぎするにはもってこいの1曲。この曲をDJがプレイするパーティーで盛上がらない訳がない。そしてもうひとつのパーティーソング「DJ Made Me Do It」はAsher Rothをフィーチャーし、ソングライターとしての顔も持つBruno Mars(B.O.B のNothin’ on You を歌っている人物)がライティングを担当。前作よりも確実に話題性に満ちた勝負作がどう受け入れられるのか?その行方を追っていきたい作品だ。

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