Pitbull / Climate Change

Release Date / Mar. 17 2017
クライメート・チェンジ
世のパーティ・ピーポー(死語?)待望のニューアルバムだろうか。マイアミから世界を代表するお祭り野郎へと昇華したピットブルの「Climate Change」。約2年ぶりのスタジオアルバムだが、この間にニーヨとの‘‘Time Of Our Live’’がヒットしたこともあり個人的にはブランクは全く感じなかった。数年前にE.D.Mがダンスミュージックのトレンドになってからというもののクラブシーンではやや押され気味のヒップホップ勢だが、ピットブルだけは別格。他ジャンルとの親和性の高いアッパー・チューンを数多くヒットさせてきた彼の楽曲達はパーティ好きのみならずクラブDJにとっても重宝するものばかりだ。今作「Climate Change」でもそのピットブル節は健在。また豪華なゲストがこれでもかと参加し、華やかなアルバムに色を添える。‘‘Greenlight’’ではフロー・ライダー、‘‘Better On Me’’ではタイ・ダラー・サイン、‘‘Educate Ya’’ではジェイソン・デルーロ、更には相性抜群のジェニファー・ロペスとの‘‘Sexy Body’’・・・こんな調子で収録曲のほぼ全てにゲストが参加!まるでコラボレーションお祭りアルバムとでも呼びたくなる仕様になっている。そして勿論主役はピットブルのキレのあるフロウだ。やはりアップテンポなトラックには彼のラップが良く似合う。と、ここまではべた褒めの記事になっているが、実はブレイク時から何ら変わらないピットブルのテンションに少し食傷気味になっていたりもする。例えば今作収録の‘‘Sexy Body’’なんかは、とてもピットブルらしく完成度も高い曲だと思う。だが、それと同時に5年前のヒット曲と言われても違和感の無い微妙な古さも感じてしまうのだ。アッパー・チューンを作らせたら相変わらず超一流なのは流石だが、他にもう一声欲しかった。今作がビルボード・アルバムチャートで初登場29位に留まったという結果も少し寂しい。
(DJ YU-1)

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