ソウルピーナッツ

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Yuna / Chapters

16年07月03日

Release Date / May 5 2016
チャプターズ
マレーシア出身のシンガーソングライター、ユナの3枚目となるスタジオアルバム「Chapters」。彼女はマレーシア出身とはいっても制作拠点はL.Aに構え、更にはあのファレル・ウィリアムスが2012年にプロデュースした‘‘Live Your Life’’が本国マレーシアのチャートだけでは無く全米チャートでも注目を浴びる等、ワールドワイドな活動が目立つシンガーだ。またYouTubeを始めとした動画サイトへの楽曲のアップが世界デビューのきっかけとなったあたりは次世代のアーティストのロールモデルとしても貴重なキャリアを歩んでいると言える。そう、14歳で作曲活動を開始したマレーシアの少女が、29歳となる15年後にはアメリカでアッシャーとデュエットをしているなんて誰が想像出来ただろうか?確かに無料動画サイトの存在は著作権の観点から否定的な見方もあるが、ユナのようなサクセスストーリーの土壌になっているのもまた事実。今作でも素晴らしい楽曲達に巡り会えた。
まず、今作のリードシングルからして快調に飛ばしている。あの元ギャングスターのDJプレミアがプロデュースした‘‘Places To Go’’なのだが、なんと全盛期ギャングスターのトラックそのものなのである。もちろんラッパーに提供するトラックとしては秀逸だが、プリモが同曲をシンガーが歌うことを想定して作ったかどうかは正直怪しいと思う(笑)しかしながら、このバリバリのHIP HOPビートを違和感無く乗りこなすユナのアプローチには驚かされた。何故か自分の中ではエリカ・バドゥとユナが重なって聴こえたがクセになる楽曲である事は間違いない。このリードシングルである‘‘Places To Go’’は確かにストリート感が全面に出ているが、彼女本来の浮遊感のある歌声にマッチしたメロウな曲こそが今作のハイライトと言えるだろう。先に述べたアッシャーとのデュエット曲‘‘Crush’’や、ジュネイ・アイコをゲストに迎えた‘‘Used To Love You’’を筆頭に耳触りの良い楽曲が目白押しなのだ。
うん、ユナがマレーシア出身だから今作がグローバルな作品だとか、そんな野暮なことは関係無いんだ。ただ純粋に一人のR&Bシンガーとして光っているのだから、聴き手も純粋に楽しみたい。そう思わせてくれる一枚。
(DJ YU-1)

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