ソウルピーナッツ

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Syleena Johnson / Rebirth Of Soul

17年11月22日

Release Date / Nov. 10 2017

言うまでも無くソウル界の重鎮であるシル・ジョンソンの愛娘にして、自身もその歌唱力を高く評価されているシンガーのシリーナ・ジョンソン。このシリーナ・ジョンソンと言えばタイトルが‘‘Chapter’’から始まるアルバムシリーズでお馴染みだ。このチャプターシリーズの直近のアルバムは2014年にリリースした「Chapter 6 : Couples Therapy」である。という事は2017年に発表される彼女の最新作は‘‘Chapter 7’’から始まるかと思いきや、どうやら今回だけは少し趣向が異なるようだ。そんな今作のタイトルは「Rebirth Of Soul」。タイトルそのままにソウルの名曲達を再生させたカバーアルバムだ。そしてこのカバーアルバムの指揮はシリーナの父親のシル・ジョンソンが執っている。そして、このシルのプロデュースワークスが今作のミソだろう。そう、これまでの活動ではどちらかと言えばカニエ・ウェストやコモン、Rケリーといった現代のアーティストとのコラボでヒットを量産してきたシリーナだが、このクラシカルなカバー作品で新たな一面を見せる事になりそうだ。
さて、今作のカバーリストに目を向けると当然の如くシル・ジョンソンの名曲‘‘Is It Because I’m Black’’がクレジットされている。これは予想通りだとして他のカバーリストはというと、カーティス・メイフィールドの‘‘The Making Of You’’、アレサ・フランクリンの‘‘Chain Of Fools’’、エタ・ジェイムズの‘‘I’d Rather Go Blind’’を始めとする全10曲を収録。どれも時代を彩ったソウル界を代表する歌い手達の名曲だが、印象としては選曲もアレンジも非常にオーソドックスなものに感じた。オーソドックスに撤したせいでアルバム自体の新鮮さには欠けるが、その分シリーナの歌唱力が全面的に映えて聴こえるあたりは確信犯か?シル・ジョンソンという一線から一歩引いたベテランだからこそできるバランスだと思うが、これまでのシリーナのチャプターシリーズとは全く別のベクトルの作品になっている。また今作を経ての彼女の自作「Chapter 7」が、どんなアルバムになるか全く見当がつかなくなったと同時に更に興味深くなった。
(DJ YU-1)

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