ソウルピーナッツ

New Releases

ScHoolboy Q / Blank Face LP

16年08月04日

Release Date / July 8 2016
Blank Face Lp
あのケンドリック・ラマーを擁するグループ、ブラック・ヒッピーから第2のエースが放つ渾身の一枚。スクールボーイQがリリースした約2年振りのオリジナルアルバム「Blank Face LP」の事である。今作は予想通りと言うか、所謂ヒップホップらしい黒い音で固められており、個人的にも非常に好みのアルバムだ。ウェストコーストのラッパーにしては珍しく?ギャングスタスタイルに否定的な盟友ケンドリック・ラマーとは対照的に生々しいストリートの描写が特徴的なスクールボーイQ。今作でもカニエ・ウェストやE-40、ザ・ドッグパウンドにジェイダキス等、東西の垣根を越えて骨太なラッパーをゲストにチョイス。その為か最近のメインストリーム作品にしては珍しくシリアスなストリートサウンドに仕上がっているが、今作はビルボード・アルバムチャートで初登場2位を記録。No.1を獲得した前作同様の注目度の高さを見せた。(今年の中盤はドレイクが強すぎるせいで涙を飲んだ初登場2位が多い気がする。)
そんな今作の特筆すべき色はやはり正統派ギャングスタラップらしいビートとライムだろう。カニエをフィーチャーしアルバムから先行カットした‘‘THat Part’’
や、ジェイダキスをゲストに迎えた‘‘Groovy Tony’’、E-40との‘‘Dope Dealer’’とブラックなビートのオンパレード。ヒップホップが苦手な人が聴いたら胃もたれを起こしそうな濃さだが、今作は決して単調な作品という訳では無い。とりわけ‘‘Big Body’’でのコミカルなトラックやDJジャジー・ジェフのクラシック‘‘Summertime’’と同ネタ使いで意表を突いた‘‘Kno Ya Wrong’’のような遊び心のある曲も良いアクセントになっていて飽きが来ない。こうなってくるとブラック・ヒッピーの新作も聴きたくなってくるが、こちらは個々のメンバーが多忙な為にレコーディングが進まないそうで・・・それでもスクールボーイQとケンドリック・ラマーという個性が違うMCが起こす科学反応が早く見たいリスナーは私だけはあるまい。しばらくはこの「Blank Face LP」を楽しみながら次の動きを待つことにしよう。
(DJ YU-1)

What's going on

our_djs

トラックステージ