ソウルピーナッツ

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Ruff Endz / Soul Brothers

18年01月26日

Release Date 12 Jan 2018

かつては、その美メロのハーモニーでR&Bシーンを引っ掻き回したデュオも解散から15年あまりが経過した。それなのに彼等からはあまり古臭さを感じないのは、デビューが90年代ではなく2000年代だからだろうか?(この辺の時間軸は、あくまで個人的な感覚ですのであしからず 笑)という訳で2016年に再結成がアナウンスされてから少々待たされてはしまったが、R&Bデュオのラフ・エンズが約15年振りとなるスタジオ・アルバムを発表した。そのアルバムタイトルが「Soul Brothers」と直球なタイトルなら、また中身も当然のように直球勝負。自ら今作を《100% オーガニックのR&B》と評しているが、聴けば納得の仕上がりぶりだ。
まずラフ・エンズらしいヒップホップ・ソウルなトラックに乗る‘‘Scandal’’から幕を開ける今作は、一周聴いてみた感じでは‘‘Don’t Leave’’や‘‘Need Love’’(まさかのダンスホール調!!)のようなビートの強い曲が耳に残ったが、やはり二週目からは抜群のボーカルのハーモニーに耳を奪われた。特に収録曲の‘‘Million Words’’や‘‘Better Man’’、‘‘Why You Come’’等では、2人のブランクを感じるどころか、デイヴィッド・チャンスにダンテ・ジョーダンという異なる個性のボーカルの融合に思わず溜め息がこぼれてしまったくらいだ。これらを安易に《美メロ》なんて簡単な言葉で表現するのは若干気が引けるが、やはり2人が産み出すハーモニーが美しいメロディである事に変わりは無い。ただ、この「Soul Brothers」の先行シングルであるべきはずの一曲であり、ブラック・ライヴズ・マター運動に触発された問題作?の‘‘Time 4 Change’’が今作に収録されていないのは少し残念だった。同曲はミュージックビデオの攻めっぷりや曲自体のメッセージ性が強過ぎる為にあえてアルバムから外された可能性もあるが、この攻めの‘‘Time 4 Change’’を外したうえでも今作が充分にブラックミュージック濃度が濃い目の一枚になっているあたりは流石である。
(DJ YU-1)

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