ソウルピーナッツ

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D.R.A.M / Big Baby D.R.A.M

16年11月03日

Release Date / Oct. 21 2016
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一見すると何でもアリに見えてしまうカルチャーであるヒップホップ。実際は、端から見ると何でもアリに見えるだけで曲作りにおけるマナーやフォーマットが存在しない訳では無い。しかしながら本稿の主役のD.R.A.Mにはヒップホップの枠は少し窮屈か?もちろんD.R.A.Mはヒップホップのアーティストでありラッパーなのだが、他のラッパーよりも些か自由奔放である。だからといってD.R.A.Mが創り出す世界は邪道という訳では無く、ひたすら楽しい気分にさせてくれる。そう、「だからヒップホップって止められない!」なんて気持ちは久しぶりだ。いや、自身のデビューアルバムである「Big Baby D.R.A.M」のリリース前から彼が大器の片鱗を覗かせていた事を御存知だろうか?あのビヨンセをして「ハッピーな気持ちになる一曲」と大絶賛させた‘‘Cha-Cha’’を発表したのは2015年の事。あのスーパーマリオブラザーズのスターワールドを大胆にサンプリングしたパーティーチューンだ。残念ながら公式バージョンではマリオのサンプリングは差し替えられたが、それでも無名のラッパーからは考えられないヒットを記録。D.R.A.Mの名を強烈にシーンに印象づけた。(あの有名なマリオのテーマが使えていたら更に驚異的な大ヒットを記録した可能性があるのが勿体無いが・・・)そして今年に入るといよいよアルバムリリースへと本格的に動き出す。若干19歳の若手ラッパーのリル・ヤティをゲストに迎えたシングル‘‘Broccoli’’が‘‘Cha-Cha’’以上に絶好調。リズミカルなピアノループが印象的ながら曲のタイトルは大麻の隠語であるブロッコリーと如何にもシニカルな同曲はラップチャートでは6週連続で1位に着けると、ビルボード全体でも最高6位と大健闘を見せる。デビューアルバムの景気付けとしてはこれ以上ない結果だろう。他にも今作「Big Baby D.R.A.M」ではエリカ・バドゥが参加した‘‘Wifi’’やヤング・サグをフィーチャーした‘‘Misunderstood’’、いまや売れっ子プロデューサーとなったリッキー・リード作の‘‘Cash Machine’’など見所満載。いや、最大の見所はアルバムジャケットでのD.R.A.Mの笑顔だったりして。‘‘Cha-Cha’’のMVでも何でも良いが、彼の動画を見ていると本当に楽しそうに嬉しそうに歌うんだもの。思わず見てる方も引き込まれてしまう。あの笑顔はズルい(笑)
(DJ YU-1)

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