ソウルピーナッツ

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Brian Mcknight / Better

16年04月07日

Release Date / Mar. 2 2016
ベター
デビューから20年以上も一線で活躍してきたR&Bシンガー、ブライアン・マックナイトが、およそ3年振りとなるニューアルバム「Better」をリリース。前作「More Than Words」では現行の音楽シーンを意識したエレクトリックな一面を出していたブライアンだが、今作では一転して生音重視。レコーディングは各パートが生演奏で行なわれる等、非常にクラシカルなR&Bに仕上がっている。2006年以降、活動の場をインディに移し、自らの手で作品のクリエイティブコントロールが出来る環境を作ったからこその方向転換だろう。これまでに全世界で2500万枚もの売り上げを誇るブライアンをして今作こそが最高傑作と言わしめるアルバム「Better」。その出来栄えや如何に?
まず昨年2015年8月にアルバムからのリードシングルとして‘‘Uh Oh Feeling’’をリリースしたブライアンだが、さすがに生音重視と言うだけあって暖かみのあるビートに甘い歌声が絶妙にマッチしている。近年ではR&BでもHIP HOPでもサンプリングか打ち込みのビートばかり聴いていた為に、人間が叩くドラムがやけに新鮮に感じられた。この生音ならではの暖かみはアルバム全編通して楽しむことが出来る。アルバムタイトル曲である‘‘Better’’は勿論のこと、ラッパーのグラシィズ・マローンが参加した‘‘Get You Into My Life’’やシックス・ジョンをゲストに迎えた‘‘Key 2 My Heart’’のようなラップパートのある曲でさえ生音のトラックが違和感を感じさせることなく鳴り響く。いや、本来ならバンドによる生演奏に歌を乗せるのが原点なのだから違和感が無いのが当たり前のこと。EDMブームが長く続いた現代だからこそ新鮮に聴こえるのだろう。通算14枚目のアルバムにして原点回帰を図ったブライアン・マックナイトだが、6月には来日公演も予定されている。歌はもとよりピアニストとしても確かなスキルを持つ彼のステージは今作のような生音の作品でこそ真価が発揮されそうだ。
(DJ YU-1)

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