Dr.Dre / Compton

Release Date / Aug. 9 2015
Compton
キング・オブ・ウェストのグランド・フィナーレ!?あのクラシック中のクラシック「Chronic 2001」から15年もの歳月を経てリリースされた「Compton A Soundtrack By Dr. Dre」は、ドレ自身が在籍していたギャングスタラップの草分け的存在であるN.W.Aの伝記映画『Straight Outta Compton』にインスパイアされて制作されたアルバムである。N.W.A以降、常にウェストコーストのHIP HOPシーンの中心にいたドレの集大成とも言えるアルバムだけに捨て曲ナシ。どの曲もシングルカット候補と言えるクオリティの高さに驚かされた。
しかしドレのアルバム程、ゲスト参加のアーティストが分かりやすい作品もあるまい。前作「Chronic 2001」を引っさげて敢行された伝説のライブ『Smoke Tour』に参加したスヌープ・ドッグ、エミネム、アイス・キューブ、イグジビットは勿論のこと、ザ・ゲームにケンドリック・ラマーやドレ主催のレーベルであるアフターマスと契約していたマーシャ・アンブロージアス等、‘‘ドレファミリー’’と呼んで差し支え無いアーティストばかりだ。(ネイト・ドッグや2パックが生きていたら勿論この中に名を連ねていただろう)そんなファミリーの中でも特に『Smoke Tour』に参加した面々とのコラボレーションは、もはや様式美と言える相性の良さ。目新しさは全く無いにも関わらず新鮮な気持ちで聴けるという凄みを見せつけられた。これはドレの真骨頂とも言えるビートの堅さが成せる技では無いだろうか?ドレが奏でるビートには「やはりHIP HOPはこうでないと」とリスナーに思わせる心地良さがある。このビートとスヌープ達との共演は何度でも聴きたいところだが、ドレは今作が自身最後のアルバムになると発言している。これが本当なら寂しい限りだ。もうこの堅いビートは聴けないのか・・・?いや、HIP HOPアーティストの引退作品は、プロレスラーの引退試合並に信用出来ないので気長に次回作も期待していますよ(笑)
(DJ YU-1)

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